このチャンスを逃したら‥
自分のインスピレーションに従い
8ヶ月の準備を経て09年4月出発します!
支えてくれるすべての人に、感謝の気持ちを込めて
人のためになる旅を目指します!!
マザーハウスでのボランティアをすることだった
正直、ボランティアがしたかったの分からない
ボランティアがしたいのなら、日本でだってできるはず
多分、マザーテレサへの憧れと
ここへ来たら何か開花するかも
そんな期待からだった
コルカタでのマザーハウスのボランティア施設は4箇所ある
朝7時 本拠地になるマザーハウスで朝食(パンとチャイ、バナナ)を食べて
ボランティアの皆で詩を読み、歌を唄い
今日で最後の方がいる場合は、お別れの歌を唄う
(写真は原則禁止なので撮れなかった)
そして施設へ向かう
僕が今回行ったのは、ダイアダンという障害を持った子供の施設
勿論、親はおらず、みんなここで生活している
活動時間は午前中まで
1日目は、ハードだった
何からしていいのか分からないし
自分から仕事を見つけなければと思うものの、なかなか上手く行動できない
1日目は見よう見まねって感じ
子供たちの服や下着、シーツを手洗いし、屋上に干す
次は体に障害のある子供たちを部屋に連れて行き
唄を歌ったり、マッサージをしてあげる
障害の症状も様々なので、一人ひとりに適した活動を行っているのが印象的だった
自分で動ける子には極力手をかけない
言葉が話せる子には、コミュニケーションを促すしたり
それぞれの特徴を理解し、できることは自分でさせる
マッサージもそれぞれの手製のカルテがあるので
日々違うボランティアが来ても分かるように工夫されていた
筋肉が固まり、腕や足がまっすぐにならないのを
毎日良くなるようにとマッサージした
よく笑ってくれ、スキンシップで言葉の壁を越えれたのが嬉しかった
おしっこをしたときも最初は戸惑った
でも次第に汚れるとか、服が濡れるとかどうでもよくなってきた
吹っ切れたからなのか分からないが
嫌な気持ちではなかった
うちの母親と姉が介護関係の仕事だから、考え方や感じ方気になった
今度聞いてみよう
何はともあれ、2日、3日とどんどんみんな可愛くなり
とうとうお別れのとき
最後は恒例の「お別れの唄」を歌ってくれた
単純だけど、この唄が本当に好き
みんなどう感じてるのかは分からない
毎日のようにボランティアの人変わるわけだし、俺なんてそのうちの一人に過ぎないし
でも、来て本当によかった
よく分かんない事言ってたり
言葉通じなかったり
やんちゃする奴もいたけど
すべて含めて好きや
マザーハウス
僕のここへ来てマザーの意思ってのは分かりきれなかった
3日という短期間もあったからかもしれない
最初にも述べた通り、ここは普通のボランティア施設と一緒で、
ボランティアがしたいならどこでだってできる、ってのが正直な感想
マザーの気持ちに近づきたいなら
路上の人とみっちり話し込んだほうが何か分かるかもって思った
マザーは
何を伝えたかったのか
何を残したかったのか
マザーハウスは本当に神聖で偉大な場所だと思う
でもこの施設が重要なんじゃなくて
自分のできることを
自分のできる場所で始めたらいいのかなって
それが間違いかどうかより、まずは自分の信じること
試してみるのがいいかなって
そう思い始めた日のこと
「ヘイ、マイフレンド、財布盗まれてさ。明後日、ガヤに帰るんだけどお金がなくてさ」
サイクロンのボランティアで一緒だった20歳のインド人
どうも今、ガヤから何らかの理由でコルカタに来てるそう
いつも路上にいる青年だった(メガネは俺の)
「お金はやれない。でも飯食ってないんだろ?今晩の飯は食わせてやるよ」
そんな感じで店へ入り、ペプシとご飯をおごってやった
彼は料理ができるみたいで、コルカタにもその関係で来たそうで
「明日は俺が昼、ジャパニーズオムライス作ってやる。だから2時にまたここに来い」
次の日、彼は来なかったけど
その同日
おばちゃんが薬草を擂ったような液体で
腕に花柄の模様をペイントしてくれた
ペイントしながら
「私、病気でお乳がでないの。子供がいるけどお金もないし、妹が見ててくれてるけど、ミルクが必要なの。私のことはいいから、ミルクを買わなければいけない」
ミルクは230ルピー(460円)
足しにと思い、100ルピーを渡した
良いことだったかわからない
良くないことだったかもしれないし
自己満足だったかもしれない
今まで、お金とか、何かをおごるとか、旅では避けてきた
良くないことだって思っていたから
一人に何かできたって、その国の人全員を救えないし
虚しくなるだけって思ってた
この人たちが嘘をついてたとしても、相手が救われたならいいのかな
飯食えなかったのには変わりないし
自分より子供が大事ってのには変わりないんだし
自分のやっていることが決していいか分からないけど
気がむいたときは関わっていきたいし
心に余裕があるときは踏み込んでいきたい
他の人が「間違ってる」って言おうとも
気が済むまで思うようにやってみよう
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